2013年1月24日木曜日

DANIELE BALDELLIが神戸に!pt.3(完結編)


いや~、Daniele Baldelliヨカッタな~、と余韻に浸る毎日ですが、このままでは20年前のLarry Levan来日のようにどんどん記憶が風化してしまう。。。なので忘れる前に書き留めます。

本当に神戸に来ましたDaniele Baldelliが!来日したその日にまさかのDommuneへ出演、トーク&ちょろっとDJプレイ!前半の早い時間帯なのにも関わらずかなりの視聴者数をマークし、世間の期待度の高さは安部政権以上だということが窺えます。そして翌日は超満員のAIRでのプレイを終え話題性も最高潮に達したイイ状態で神戸に!
そういえば当日は昼間から当Strada Recordsにも遠方からお客さんが訪ねてきたりで明るいうちからナニやらDaniele Baldelliモードでしたね。

話題性大とはいえ、東京ならともかく興行的には神戸では厳しいかな、と思ってました。やはり神戸ではDaniele Baldelliの知名度は全然低いし、誰も体験したことがない。見た感じもDerrick MayとかJoe ClaussellとかEric Duncanみたいにカッコイイというかカリスマっぽくないし・・・。言ってみれば正体不明の初老のジジイみたいなDJなわけですよ。マニアなお客さんが来てそれなりに盛り上がる程度かな、と予想していたのですが早い時間から既に大入り状態で正直ビックリ!

そんな状況を知ってか知らずかBaldelliも早い時間から店内でスタンバってたみたいで、プレイ開始予定時刻1時間前ぐらいからDJブース近辺でソワソワしまくってました。何度もプレイする曲のチェックをしたり・・・。百戦錬磨の生ける伝説が緊張しているようにも見えましたが、スタート前のF1ドライバーのごとくコンセントレーションを高めていたんでしょう。プレイ前の20分間ぐらいはブース脇からじっとサポートのTerry君のDJプレイを見つめていたのが印象的でした。


そして大歓声と共にプレイ開始!BaldelliらしいドラマチックなSEで幕開け自曲からスタート!




早速縦フェーダーによるトランスフォーマースクラッチ的なプレイで煽りまくりです!
ユッタリとしたコズミック・チューンを中心に早くもめちゃイイ感じ!


そんな中に黒いのを挟みこんでくるのがまたイイのですよ!(著者撮影)


コズミック、黒いの、NEW WAVEと序盤から色々プレイしてます!
 

今後の自分絡みのリリース曲もちゃっかりプレイしてました。





遅い時間帯でも結構満員で、トイレやバーに行くのもちょっと面倒なほどでした。




お、コレは最近再発が出ましたね。→【Buy Now !!】






明け方でも熱いのプレイ!



その他自曲を中心とした新譜も多数プレイしてました。還暦近い年齢とは思えないほどノリノリなんですが、とにかく丁寧にミックスしていてその集中力の高さには驚かされます。随所でロング・ミックスもカマしておりました。イタロ、ダンス・クラシック、ファンク、NEW WAVE、ロック、コズミック・ディスコ、誰でも知ってる曲から知らない曲、古い曲から新しい曲、まだ出ていない曲まで色々聴けて大満足!
そしてそして徐々に着陸態勢に入り、アンコールを含め予定よりも1時間ほど延長して終了!

会場には「Baldelliの方がお父さんよりも年上」みたいな若いコ達も多数来ていて、意外なことに全体的に客層はTheo Parrishの時よりも若い感じ。若者のクラブ離れ(?)やら風営法やらで微妙なクラブ・シーンですが、この日ばかりはコズミックなキラキラとした希望に満ち溢れておりました。

それにしてもこんな初老のお方が東京→神戸→名古屋→江ノ島と、4日連続プレイという予定に驚く!要するにまだまだ若々しくて元気ということでしょう!

個人的にはこの日は「DJとは一生していけるもの」だと再認識したのでした。しかもBaldelliは「昔とった杵柄」でDJを続けているのではなく、今なお若手(Baldelliから見て)の第一線級のDJ達と張り合えるだけのスキルや体力を持ち合わせているのです。帰国したその週末もイタリアかどこかで早速プレイしていたようだし、ホンマに凄いオッサンです。

いや~、神戸に住んでて良かった!関係者の皆様のご尽力に感謝します!都合や遠方でどうしても今回の歴史的ツアーを見に来れなかった人も多いかと思いますが、迷って行かなかった人は一生後悔してください!w 是非また近いうちに体験したいDJでした!






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