2013年1月9日水曜日

DANIELE BALDELLIが神戸に!pt.2

早いものでいよいよ今週末にCosmic番長、Daniele Baldelliが来日~神戸にやってきます!




先日書かせていただいたブログもお粗末な文章のワリには各方面からお褒めのお言葉を沢山頂戴しており驚異的なアクセス数となっております!また各所で販売中(もちろんStradaでも)の前売りチケットも好調な売れ行きのようで、今週末は年始早々カナリ盛り上がりそうな予感・・・!
なんでも神戸Troop Cafeでのプレイが西日本唯一の公演なので、四国や九州(鹿児島からも!)好きモノたちが大挙してやって来るそうです!

初来日ということでベールに包まれている部分も多いDaniele Baldelliですが、彼のDJプレイは公式にミックスCD/コンピもリリースされていますのでそれらで若干知る事が出来ます。
がしかし、それらは権利上クリアになった楽曲のみを使用しているため、権利を取得し易かったであろうある程度メジャーな楽曲を中心に構成されていたり、選曲にある意味制限が掛かっているので、リアルなプレイかというと微妙なところです。

しかしながら便利な現代、YOUTUBE等に膨大な数量のファイルがアップされております。今回のパーティーに遊びに行く人は毎日これらのファイルの連続再生で1日8時間ぐらいは聴き込んでいるかと思いますが、全然知らない方は大至急チェックしましょう!

特に興味深いのは70年代後半~80年代初頭あたりの音源で、当時Baldelliが数百本も制作していたというミックス・テープ。これらの貴重な音源が(イイのか悪いのかは別として・・・)どこかの誰かによってガンガンYOUTUBEにアップされているのです。そんな膨大なファイルの中からちょっと選んで紹介してみましょう。



↓これは新年1/5にアップされたばかりの83年のDJミックス。今でも通用するぶっ飛んだサイケデリックな世界観にまず驚かされます!

 
しかも現代よりも圧倒的に少ない音源、すなわち当時のレコードで表現しているのが凄い。ミックスも極めてスムーズで、まるで1曲の中の展開のように繋いでいます。30年前にこんなDJがいたとは・・・!(つーかこんな未来的なプレイで当時のお客の反応はどうだったんでしょう・・・)




↓こちらはPrinceやStargard、Rose RoyceといったGarageファンにもお馴染みの曲が多めのグルーヴィーなプレイ!




↓こちらもGarageテイストの熱いセレクト!Jackie moore「this time baby」なんかもプレイしています!





↓そしてそしてこちらはBaldelliの最も特徴的でもあるプレイが随所に垣間見れる内容。

 
BPM100にも満たないスローなテンポで、45回転のレコードを33回転でプレイしたり、スクラッチを入れたりと、Larry Levanでもやっていなかったような独自なプレイを展開!特筆すべきはヴォーカル入りの曲でも平気で45回転→33回転でプレイしており、明らかに音程が低くなっておかしいのですがそこはBaldelliマジック、聴いているうちにドラッギーな沼にハメられてしまうのです。

いずれのミックス・テープ音源も、カセットならではの片面30-45分という短時間な制約があるのにもかかわらず、ドラマチックに幕開けちゃんとストーリーを作って最後は新体操の演技のごとく着地成功しているのが凄いです。

今とは違ってイタリアに居ながらUS盤のディスコ12インチを入手するのも相当困難だったはず。意外にレコードの収集や探求にはそれほど興味がなかったというLarry Levanとは反対に、明らかにレコードをDJプレイのパーツとして探求・追求しまくっていたであろうBaldelli。イタリアのLarry Levanと言われている事に納得する部分もあれば全然そうではない部分というか、ミキシング技術や独自変態プレイ等のLarryを大幅に超越した部分も多々あるのです。



なお神戸でのプレイでは現時点でDJミキサーにUKメイドのALLEN & HEATH社のZONE(機種問わず!)をリクエストしてきているとの事。PioneerでもなくUrei等のロータリーでもない同社のミキサーならではのプレイをするんでしょうか、期待が高まります!


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