2014年1月16日木曜日

DERRICK MAY JAPAN TOUR in KOBE

遂にこの日がやってくる!デリック・メイが神戸でプレイ!




2014年1月25日はにTroop Cafeに真打ちデリック・メイが初登場!90年代より毎年のように来日し各地で大人気のデリック・メイ、なんとここ神戸では今回が初めてのプレイなのです!同じ関西圏では大阪や京都は毎年恒例のツアーでお馴染みですが、ここ神戸ではどんなプレイをしてくれるのか期待が高まります!
そんな彼、デリック・メイのことをよく知らない・・・という人も多いかと思いますのでちょっとご紹介!


現在Transmatレーベルを主宰しデトロイト・テクノのオリジネイターの一人として知られている彼が音楽活動を始めたのは80年代前半のこと。当時地元デトロイトの高校生だった彼は同じ学校ですでにプレイヤーとして楽曲制作を行っていたホアン・アトキンスを追う形で音楽の道へと入ります。高校卒業後、ホアン・アトキンスのCybotronのプロモーション活動とDeep SpaceというDJチームの活動を続ける中、シカゴ・ハウスと出会い、傾倒し、そのことが彼の人生を大きく変える事となったのです。

Kevin Saunderson, Derrick May,Juan Atkins

パワー・プラントでのフランキー・ナックルズ、ミュージック・ボックスのロン・ハーディーなど、単にレコードを繋いでかけるのではなく、レコードやオープンリールのテープなど様々な音源とイコライザーやエフェクターを用い新たな価値観と空間を生み出すDJ達。彼らに多大な影響を受けたデリック・メイはデトロイトとシカゴを行き来し、シカゴ・ハウスのレジェンド達の精神とテクニックを吸収していったのでした。

ホアン・アトキンスがエレクトロ、その発展系としてテクノを提唱したのに対し、デリックはシカゴ・ハウスを自分なりに解釈したサウンドを提示していきました。デトロイト・オリジネイターのもう一人、ケヴィン・サンダーソンはパラダイス・ガラージのラリー・レヴァンに影響を受けており、この辺り、この3人の作る音楽、プレイする音楽にも現れていますね。

1987年には自身のTransmatレーベルより、Rhythim Is Rhythim名義にて大クラシック「Strings Of Life」を放ちます。↓アートワークが異なる多数の盤が存在しますがこれが最初のオリジナル。







Derrick May, Juan Atkins, Kevin Saunderson



楽曲もさることながらデリック・メイの凄さはその圧巻のDJプレイ!それではまず実際に80年代のデリック・メイのDJプレイを聴いてみましょう!デトロイトのゲットー・スタイルのDJプレイでお馴染みDJ アザルトのオフィシャルサイトで公開されている88年のラジオでのDJショーの音源です。

当時リリース直後の自身の楽曲にBam BamやLil Louis、Chip Eなどシカゴ・ハウスを用いた若さ溢れるミックスです!

http://www.jeffersonave.com/derrick-may-mayday-mix/





こちらは2012年にホワン・アトキンスのレーベルMetroplexでマッド・マイク(UR)が発見したもので、93、4年頃のラジオショーDeep Space Radio用に作られたものだそう。オープンリールによるトリッキーなプレイや編集が盛り込まれたいわゆる「Maydayスタイル」のミックス音源で、レコードの他にCDJやDJMのエフェクトを使う最近のプレイともまた違った趣きがあっていいですね。ここでもLil' Louis「Blackout」、Dinosour L「Go Bang!」、Tyree「Video Clash」等にシカゴ・ハウスに加え、オランダ産のファンキー・ハウスJark Prongo「Complete Control」や愛弟子カール・クレイグのDesigner Music名義「Good Girls」などをプレイしています。

http://www.factmag.com/2012/07/23/fact-mix-339-derrick-may/


最後に去年の11月にイギリスのBbcで放送されたラジオショー6 Mixのもの。デリック・メイ本人によるナビゲートで自身が影響を受けた曲やお気に入りの曲の紹介とともにDJミックスが披露されています。Martin Circus「Disco Circus」から硬質なテクノの合間を縫う様にクラシックスのサンプルを多用したFloorplan(Robert Hood)やMr. Gの楽曲に加え、Paranoid LondonやJared Wilsonのアシッド・ハウスをプレイするなど、独自色の強いワン&オンリーなファンキー・プレイの中にもハウス・サウンドの雰囲気が感じ取れますね。



https://soundcloud.com/maxmuzik/6-mix-2013-11-08-derrick-may



テクノのイメージが強い彼ですが、DJプレイはテクノのみならずハウスやクラシックス音源等も織り交ぜた幅広いサウンドが特徴。まさにロン・ハーディー直系と言っても過言ではないでしょう。
DJのミックス・センスやスキルもハンパなく凄いので、全ダンス・ミュージック・ファン必見です!特にDJやってる人は絶対見た方がイイです!

なお当日はMATHEMATICSやHOTMIXといったシカゴ・マナーなレーベルから楽曲をリリースしている地元神戸のDJ/クリエイターTAKESHI KOUZUKIも出演!彼もデリックに負けず劣らずぶっ飛んだ個性的なDJスタイルなのでオススメです!





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『DERRICK MAY JAPAN TOUR in KOBE』
2014.01.25.SAT at troopcafe
DOORMB3000(1D) W/FMB2500(1D)
START 22:30

MAIN ACT : 
DERRICK MAY(TRANSMAT from DETROIT)
ACT :
TAKESHI KOUZUKI(MATHEMATICS/HOTMIX/KINDASOUL)
jibb(Summit)
TV EYE(PARANOIA)

FOOD : 

マンドリルカレー

Derrick May:
2010年、2011年と立て続けにMix CDをリリース、2012年暮れには主宰する「TRANSMAT」の集大成とも言えるアルバム『MS00/BEYOND THE DANCE TRANSMAT 4』をリリース、2013年初頭にはデトロイトで活躍する次世代のホープJimmy Edgerと共に選曲したコンピレーション・アルバム『We Love... Detroit』を発表するなどその勢いはとどまるところを知らない。頂点を極めてもなお新たな地平を切り開いていこうとする革命の闘士。ダンス・ミュージックを愛する者でDerrick Mayの名を知らぬものはいないだろう。80年代初期よりJuan Atkins、Kevin Saundersonらと共に音楽活動を開始した彼は1986年「TRANSMAT」を設立する。Juanによる世界初のテクノ・レーベル「Metroplex」が掲げた未来的でスタイリッシュなコンセプトにシカゴ・ハウスの持つトライバルで魔術的なファンクネスを融合させたその革新的なスタイルは歴史的アンセムとなった"Strings Of Life"、"Nude Photo"、"Icon"等多くの傑作として結実した。人々を熱狂させるのは楽曲だけではない。DJとしても絶大な人気を誇るシーンの最重要人物である。人々は革新的で創造性に溢れる彼のサウンドに酔いしれる。独特の激しいイコライジングやトリッキーなカット・イン/アウトを駆使するその大胆でエロティック、ファンキーでセクシーなDJスタイル。シカゴ・ハウスのレジェンドRon Hardyを継承しつつも長年世界を旅することにより極限まで磨き上げられた圧倒的なセンスとテクニックは彼をデトロイト・テクノからも自由にした。アフロ、ラテンを含むあらゆるジャンルをクロス・オーバーし、神々しささえ感じさせる情熱に満ちたプレイはその場全ての者の魂を熱く揺さぶりフロアを興奮と感動の渦に巻き込む。全てを超越するもの--”HI-TEK-SOUL”--彼は自らのスタイルをこう呼ぶ。ダンス・ミュージックの長い歴史の中でイノベイターの称号を持つ唯一人の男が2014年、神戸に初上陸する。(text : T.Saeki)
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