2013年9月23日月曜日

イタリアン・ラスト・レジェンドBeppe Loda奇跡の初来日!神戸は9/28(土)!

今年2013年のはじめに奇跡の来日を果たしたイタリアのレジェンドDanielle Baldelli。ここ神戸はもちろん、日本各地でも初来日プレイは大盛況に終わったが、その時に「もしかしたらあの人も来るかも・・・」と思った人も少なくないだろう。

・・・・・そんなコズミック旋風が吹き荒れた2013年の新春でしたが、季節も春・夏と変化し「あの人」の事などコロッと忘れていたある日、STRADA RECORDSのご近所で、イタロ~コズミックをこよなく愛するI氏がオーナーのセレクト・ショップ『EXTRO』さんが移転→リニューアル・オープンを記念したパーティーになんと「あの人」を招聘するという話が飛び込んできたから驚いた!

EXTROさんからのリニューアルのお知らせ

ん?これは!


そう、そのDanielle Baldelliをも凌駕するもう一人のイタリアン・レジェンドBeppe Loda(ベッピ・ローダ)が神戸にもやってくる!

ここ日本でも伝説的に語り継がれてはいるものの、一体どんなDJなのか?Baldelliもなかなかの情報量の少なさだったが、Beppe Lodaはもっと少ない(苦笑)。


しかしながらDJ HarveyやLindstrom、さらにはLarry LevanやDavid Mancusoにまで影響を与えたとうから正にDJ's DJである。メディア的にはBaldelliの方が露出が多いが、いわゆるアフロ・コズミック的なプレイを確立したオリジネーターはこのBeppe Lodaらしい。

with DJ Harvey

with Lindstrom




情報は少ないけど、これまた過去の音源等がYOUTUBE等に多数アップされており、その個性的且つ独創的な選曲を確認することができます。常に新しい音を求めているBeppe Loda、是非色々聴いてみましょう。驚きのプレイです!




とにかくなんでもプレイする。ディスコからアフロ、ロック、プログレ、ファンクetc...。Baldelliもなかなかのぶっ飛び具合ですがBeppe Lodaも予測不可能な展開が圧巻。精密機械に例えられるBaldelliに対してBeppe Lodaはより人間味溢れるプレイをすると言われております。様々なジャンルの音楽をグルーヴをキープしたまま巧みにミックスしていく!


プレイする若き日のLoda。


Typhoon

Typhoon開店前



Baldelliがプレイしていたことで有名なクラブCosmicと、そのCosmicと共に語り継がれている伝説のクラブTyphoonの両方でレジデントDJを務めていたBeppe Loda、Typhoonでは+/-20%ものピッチ調が可能というこんなターンテーブルを愛用していたらしい。


下↓はBaldelliがCosmicで愛用していたTechnicsのSP-15と、Loda愛用のMicro Seiki DQX-1000を所有しているかなりイタロ~コズミック好きと思われる人の動画。SP-15はボタンで、DQX-1000はロータリー式のノブでピッチを調節します。この動画では一応これらを使ってミックスを披露してます。ちなみにSP-15のピッチ可変は+/-10%で、Baldelliは針飛びしにくい油圧式トーンアームを備えたSP-15を4台所有しているとのこと。







なんとタイミングよくBeppe Loda自身の新作12インチもリリースされます。しかも日本のレーベルENEから。STRADA RECORDSでもご予約受付中!要チェック!!

BEPPE LODA / MONDO VIRTUALE C/W TESORO REMIX EP : ENE(12")





さすがフェラーリやランボルギーニといった300キロオーバーで走れるぶっ飛んだ車を作っているお国イタリア、DJもそのプレイ・スタイルや使用機材、その他の面においても一切妥協せずにとことんこだわるハンパないぶっ飛び具合である。

Lodaはまだまだ元気そうですが、現在は写真を見ての通りDJとしてはナカナカのご高齢。DJのためにパーカッションを習ったり、集中力を高めるため空手(黒帯)を習ったりするほどのプロ中のプロ。見ておかないと後で後悔すること必至です!


性格は結構オチャメなオッサンです。




最後にBeppe Lodaから日本のファンへの面白いメッセージを紹介しておきましょう。

「MY DEAR JAPANESE PEOPLE, LEAVE YOUR GRANDMOTHER IN THE HOUSE AND YOU COME TO MY PARTY !! 
EVERYBODY ONLY WITH UNDERWEAR ! OF COURSE !!!
IHIHIHHIHIHIHIHIHIHHI

BEPPE LODA , THE MOST HANDSOME DJ ON THE EARTH」



「親愛なる日本の皆さん、おばあちゃんは家に残して私のパーティーに来てくれ!!
もちろん全員下着のみでだ!!!イヒヒヒヒヒヒヒヒ
 
地球で1番ハンサムなDJ、ベッピ・ローダより。」




『visitors』
2013.09.28.SAT at troopcafeSTART 23:00
DOORMB3000(1D)

SPECIAL GUEST ACT :
Beppe Loda(TYPHOON from ITALY)
お得な前売り券は2000円(1D)!STRADA RECORDSでも前売チケット販売/受付中!
●レコード等と一緒にWEB SHOPでお買い求めの方は[[コチラ]]
●WEBより前売りご予約をご希望の方は[[コチラ]]から前売りご希望の方全員のお名前(カタカナのフルネーム)をお知らせください。当日、キャッシャーにて前売り料金でご入場できるよう手配いたします。(折り返し確認メールをお送り致します。)

●店頭でも販売しております。お近くの方は是非ご来店下さいませ!













2013年7月27日土曜日

Dazzle Drums Interview - 2013 Summer Edition !!

STRADA RECORDSエクスクルーシヴでリリースされ大好評を得たリエディットCD「NK RMX6」、「NK RMX7」、「NK RMX AFRO1」に続く新作3タイトル「NK RMX8」、「NK RMX9」、そして「NK RMX CLASSICS1」が7月末に再びSTRADA RECORDSエクスクルーシヴでリリースされます!


                               → [[[ NK RMX CD新作3タイトルのお求めはこちら!]]] ←



前回のCDリリース時にもインタビューを行いましたが、今回も彼らの近況など最新事情も交え、色々とお話を聞いてみました。


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●前回のインタビューがかなり好評で、当店のブログの累計観覧者数もダントツで一位です。音楽は聴いてナンボ、とは言いますが、個人的にはある程度語ったりしなければ伝わらない、繋がらない、とも思います。(このインタビューもその一環だったりします。)その点Dazzle Drumsはブログやツイッター、あとライナーなどの執筆活動もされていますが、そのあたりはやはり心掛けて行ってるのでしょうか?特にブログ更新はかなりシンドイ作業かと思いますが。。。

Nagi :

 ブログを書き始めた最初の動機は、プロモーションという部分と、あとは、自分達の世代以降、良い意味でDJを教えてくれる「先輩/後輩の関係」がばっさり途絶えてしまっているなと感じたからなんですよね。例えば、過去のクラブシーンのことを語ってくれるキャリアの長い年上の方はいても、音楽の本質的なことや技術的なこと含め、直接若い人に教えてくれる先輩的役割をしてくれている方が、随分減ってしまったように思います。Ureiについて、ゲインとマスターのバランスでどう出音が変わるかを、私はNoriさんから実際に聴かせてもらって教わりましたが、そういうコミュニケーションが出来ている先輩後輩の関係がいま日本にどれだけ残っているのだろう? と。これは、音そのものだけではなくパーティについても言えて、皆が居心地よい空間にするにはどうしたら良いか、全く知らないお客さんに対しての姿勢とかも、私はNoriさんやFukubaさんを見て学びました。Danny Krivitも勿論大きいです。ダニーが何気ない会話の中で「誰々はパーティには大事な人間で、」ってぽろっと言ったことから、ダニーのパーティに対しての考え方を垣間見えたりするんです。 〈718sessions〉がNYCで成功してるのは色々な流れもあるかもしれないけれど、ダニーがDJだけではなくパーティのプロフェッショナルでもあるという事も、大きいと私は思っています。私は随分幸運な環境で育って、いま挙げた方々以外にも多くの先輩から色んなことを教えていただいた。そういう情報を必要としている人が日本の何処かに居る筈で、そういう方に伝えられる手段が、ブログやSNS、なんですよね。
 あと、新譜流通の中心がレコードからデジタル配信に移行してから、日本のシーンで新譜の普及率が一気に下がったのも、ブログやSNSを続ける理由です。レコード世代のDJからしたら、音質も解らないような英語の配信サイトで、レコード屋さんのような親切なガイドラインも無い大量の新譜のなかから、自分の好みのものを探すのって、相当大変なことです。勿論、本気なら出来る、のかもしれないけれど、基本音楽って「心が震えるかどうか」だから、アナログの音質で自分の音楽を追究していたひとが、配信サイトで聴いた音楽では感動出来ないっていうのも、確かに理解出来るんです。けれども、例えば〈Body&SOUL〉が日本で開催されて、NYで大ヒットしている配信の新譜をDJがプレイしたときに、日本のリスナーが全然その曲を知らないっていう状況を目の当たりにして、これはちょっとまずいんじゃないか、って危機感を覚えたんですよね。最近はディープハウス/ソウルフルなハウスもアナログでのリリースが増えてきましたが、それでもやっぱり配信の方が断然リリース量は多いし、選択の幅も広い。いま、ケイ君がいつもJuno RecordsやTraxsourceでチェックした曲をTwitterやFacebookで紹介しているのは、新譜チェックしたくてもどこから手を付けていいか解らない、っていう方に、アナログ派も配信派もどんどん活用して貰えたら、っていう気持ちがあるんですよね。
 ここ最近の20代のDJの皆さんは配信をチェックするのが当たり前だから、以前よりも配信の新譜が現場で掛かるようにはなりました。けれども、そんな若い方々とアナログでプレイしてきた上の世代が繋がって情報交換出来るコミュニティがあれば良いのですが、上の世代とアナログ好きの若い方との「アナログを中心とした交流や情報伝達」はあっても、新譜もレコード屋さんで探すので、配信のみの曲だと幾らヒットしてる素晴らしい曲でもなかなか広まらない。そして配信サイトでの新譜チェックが習慣になっている若い方については、上の世代との交流がほとんど無かったりして、大定番以外のダンス / ハウスクラシックスの情報があまり伝わっていないな、っていうのも感じます。なので、新譜だけでなくそういった昔の良い曲を、マニアックなものだけでなく幅広くブログで紹介するようにもしています。
 正直、先輩後輩のいい感じのコミュニティが地方含めて確立していて、日本のハウスは今後も安泰、という状態だったら、こんな風に丁寧にブログ書いたりしなかったでしょうね。勿論、自分達自身のプロモーションのためのブログやSNSでもありますし、宣伝は積極的に行いますが、宣伝用に特化してそういったツールを戦略的に使うのも、自分としては、なんか気持ちよくないんですよね。

Kei : 
 冨田さんには、またこうやって機会を設けて下さって嬉しいですし、Nagiには本当にプロモーションで苦労しているから頭が上がらないです。先日も友達にKeiくんもちゃんとやりなさいって本気で怒られました。少しでも音を作りたいので中々出来ないですけど。やっぱり音楽だけでシンプルに挑むっていっても大変な世界ですから。。言葉は難しくすぐ誤解されてしまいますし。嫉妬とか勿論ある世界だから、本当に人それぞれ受け取り方も千差万別ですし。
 StradaさんのセレクトをWebでいつもチェックするのも楽しみです。バイヤーさんのセレクトって、好みやビジネスもありますけど、DJに通ずる部分もあるのかなって思います。10年位前にレコード屋さんでハウスバイヤーを経験させて貰ったんですけど、その当時は情報が少なく、コメントが重要でした。大物DJプレイって書くのが好きじゃなかったんですけど、お客さんにとって一つの基準となるので、売れ行きがだいぶ違いました。例えば、思いっきり渋いヨーロッパ産のテクノだけど、NYの大物DJがプレイってポップを張っただけで動きが違いました。それまで、やっぱ黒い歌モノでしょって言う方々が見向きもしなかったのに。。。その点、ダウンロードの世界はフラットですけどリリース量が膨大ですね。ファンにとっては、DJによるFeedbackやチャートがたよりだったりしますが、情報が多すぎて大変です。本当は、NKRMXシリーズだって全部アナログでリリースしたいんです。けれど、有名なネタだったり大物DJプレイでないとリリース出来ない現状です。売り上げも少ないですし、先輩や友達にプロモ頂戴って言われても自費で渡すとか、けっこうシビアなんです。よっぽど好きでないと続けられない世界ですね。簡単にはアナログは出せない。だからレコードリリースは自分達にとってスペシャルだし、いつもこれが最後だって思っています。
 僕自身も音楽は聴いて感じてナンボって思っているんですけど、ネット社会でより情報を簡単に得られるようになってしまって、体験がする人が減って寂しいと感じています。情報だけで終わってしまっている人達がかわいそう。もうそれこそ、ダンスフロアでひたすら踊って肌で感じた感覚で十分だと思うんですけど。知らない曲があってもShazamで検索じゃなくて、DJとコミニケーションするドキドキ感とか。







●目まぐるしく変化するクラブ・シーンですが、前回の「NK RMX」CDをリリースした時には健在だった西麻布のelevenが今はもうありません。elevenで幾度となくDJされたお二人ですが、最初にelevenメイン・フロアのデッキに立ったとき、そして最後となるクロージング・パーティーでDJしたときのエピソード等、その他elevenについて思うことがあったらお聞かせ下さい。




Nagi :
 elevenという箱の何が特別だったかというと、まず、スタッフがそれぞれ個性があって、そして、もう毎回の営業を目一杯楽しんでるんですよね。週末は朝になったら男性スタッフが皆脱ぎ始めたり、すごく生き生きしてる。例えば、クラブによっては、「バイトしにきてます」みたいなスタッフが、パーティが長くなると、早く終わらないかなあ、なんて顔でチラチラDJブースを横目で見たりとか、あるじゃないですか。そういうの、私は殆ど感じたことがないですね。クラブって、基本、楽しむ場所で、楽しませる場所ですよね。だから、スタッフが楽しそうにしているって、すごく重要なんですよ。あと、ブースのスタッフの意識も高い。ソウルフルなDJセットで重要な中域の音が、私達が最初にelevenでやらせて頂いたときに比べて、回を重ねるに連れ、どんどん伸びやかに出るようになってきたんです。自分達の出したい音、を理解してくださって、変えてきてくれたのが、すごく嬉しかった。あんなにDJに集中できるブースは、なかなかないですよ。ブースの広さもちょうど良くて。自分達も、最初にあそこでプレイしてから、何度も経験させていただき、随分成長させてもらったと思っています。
 クロージング・パーティは2日間で、その1日目に私達はJoe ClaussellさんやEMMAさんと一緒にメインフロアでプレイさせて頂きました。JoeさんとEMMAさんは初対面だったけれど、お互い笑顔で抱き合ったりして、本当に終始暖かく、お互いをリスペクトし合う空気の中でパーティが進んでいきました。上のフロアも、Stereocitiさんがureiを持ち込んだりして、とても一体感がありました。お客さんも、DJも、皆がelevenを大切に思っていて、それで一つに繋がっていた。この日のエピソードはブログに書いたので、良かったら読んでいただけたら嬉しいです。 http://common.dazzledrums.com/?day=20130529




Kei :
 この性格だから、まず自分から音楽以外でアピールする事なかったのでDJだとは思われてなくて、よく踊っているやつだなあって思われていたみたいで、それこそYellowがオープンした頃位から。10代だから本当はいけないんですけど、忍び込んで踊ってました。パーティやるのはどこでもそれぞれ良さがあると思っているんですけど、やっぱりあの場所で踊った回数も多いし思い出も沢山ありましたし、少しでも力になりたいって思っていました。ここ数年、あんなに楽しく踊っていた人達が来なくなったり、若い子たちが遊ばなくなったりして、シビアな状況になってきてから、個性的なお客さんとスタッフがパーティを作り込む気持ちとあれこれシンクロして、先輩や友達、スタッフの後押しもあって自分達なりにお手伝い出来て、これからっていう時にクロージングだったのでとても悔しかったです。オープニングDJが多かったですが、体験させて貰ってとても嬉しかったです。恩返ししないと。









●クラブ・シーンを世界的に見るとかつてNY主導だったのが今はヨーロッパ諸国の方が圧倒的に元気な感じです。アーティストにしても例えばIbadanのJerome Sydenhamがベルリンに移住しオーガニックな路線からテクノにシフトしたり、Jeromeと同じくNY出身のOsunladeはギリシャに移住しDixonやAmeのInnervisionsからリリースされたりもしていますがこのあたりのシーンの変化やアーティストの変化についてどう思われますか?

Nagi :
US主導からヨーロッパ主体のシーンに変化したなと最初に感じたときは、正直USにこだわりもあったので感傷的になったり色々思う所もあったのですが、いまは、南アフリカ含め様々な国からソウルフルなハウスがリリースされるようになってきたのは、逆に良いことだな、とは思います。それに、テクノのレーベルからリリースされている曲が、全然、ハウスじゃん、って思うものもいま多いですよね。だから、ソウルフルなハウスを身上とするクリエイターがテクノ的なアプローチをもっと積極的にやってもいいし、むしろいま新譜を追いかけてるクリエイターにとっては、その方が断然現場とリンクしていて面白いと思うんですよね。

Kei :
 NYCがルーツの僕にとっては、勢いがないのが寂しいですけど、もう今となっては、場所は関係ないと思います。ハウスは色々な人と音がシンクロしているから面白いし、ひとつにこだわっていてもつまらなくなるし。90年代にJohn DigweedがピックアップしそうなディープなトラックをオープニングDJでプレイして、先輩に怒られる位、自分はわりと昔から色々好きな方です。プレイの仕方がまずかったのかもしれないですけど。現状、確かにヨーロッパの方が活発なので魅力的に見えますけど、皆さんも自分の好きなスタイルはどこの音をピックアップしても中々変わらないのではないでしょうか。お金があればその時々、居心地のよい旬な海外で住んで活動するのも素晴らしいと思うのですが、レギュラーパーティをやっているとやっぱり大切な仲間とお客さんを放ってはおけないってなります。もう何々が流行っているからいいよねとかじゃなくて、自分達で作っていけたら良いなって思っています。









●EMMAさんのアシッド・ハウスに特化したコンピレーションCD「ACID CITY」にDazzle Drumsの楽曲が収録されていますが、このオファーがくる前までは正直アシッド・ハウスってお好きでした?


Nagi :
私は、DJ PierreのWild Pitchものは実は大好きです。いまでもプレイします。だから、自分のなかではアシッド・ハウスって=DJ Pierre、みたいな所はあります。TB-303が、というより、DJ Pierre。笑

Kei :
 確かに僕達のイメージではないですよね。色々持っていてもプレイするタイミングがまだ作れていない。理想毎週8時間どころか12時間位プレイ出来たらピークかアフターに持っていきたいって思うんですけど。DJ Pierreは昔からやばいし、乾いていてストレートな音でジワジワくるマッドネスは、フロアで踊らないとよさが中々分からないですね。シカゴハウスとかだとTyreeの”Acid Crash”がカッコいいし、数年前だとPete Hellerが作った”Nu Acid”がただの焼き直しではなくて今の感じが出ていて好きです。EMMAさんに今回機会を作って頂いて、正直、ここまで形が進むなんて思っていなかったです。頭が上がらないです。

Nagi : 
 そうそう、5月にDJで関西に少し滞在した最終日の夜、EMMAさんから「CDの内ジャケ用に普通のアー写っぽくない写真を下さい」って言われて、(一緒にTony Recordsからリリースした)Masahiro Onishi君につきあってもらって色々撮影したんです。大福をみよーんってのばして食べたり、壹錢洋食とか行って、色んなポーズで撮影して。その後も、もっと送ってと言われて、地元でまた撮影。キッズコーナーで頑張ったりして。結局、私は京都のゲーセンの一枚、ケイ君は某ヨーカドー地下駐車場の一枚が採用されました。購入してくださった方は、内側のジャケにも注目していただけたら嬉しいです。




●ここ最近はDJ機材や曲が手に入れ易くなったり、パーティーもお金等の条件さえクリアすれば誰でもそれなりのハコで開催できるようになったりしています。その反面、素人同然の人達がとんでもない選曲やテクニックで立派なハコでプレイする、というようなことも多々見受けられますがそういった現在の状況について、パーティーやDJに強い信念を持つDazzle Drumsのお二人はどう思われますか?

Nagi :
もし、集客が出来るけれどもDJがまだまだ音楽的に未熟だな、と感じる後輩が大箱でDJすることになって、そのプレイ自体を聴いた上で未熟だと感じたときには、「ブースに立つことは責任を伴うことなのだから、もっときちんとDJしないとね」と言う時もあります。でも、それを言うのって責任を伴うことだから、どうでもいいと思う相手には言いません。音楽的な差、というのは、きちんと聴けば解るはずなのですが、おそらくクラブに来ている多くの人がその差を認識していないのが、この現状を作った一番大きな要因ではと思います。有名DJ/クリエイターだから、DJが巧いとは限らないのに、「名前が売れている人は巧い」というのが聴き手の大前提にあるのも問題で、本当は余り楽しくなくても、「これがカッコいいDJなのか」と先入観で判断して、自分の感性をごまかしているひとは多い。「何がカッコいいか」を聴き手が判断出来るようになれば、「コミュニケーションが得意でも音楽的には巧くないDJ」つまり集客が得意でブースに立てているDJに対しても、聴き手が正当なジャッジが出来るようになります。そうなれば、そういった集客が主体のDJは、最初は集客出来ても、続きません。ジャンルとかスタイルとか、巧い下手の判断において色々な言い訳があるかもしれません。けれども、巧いDJはそういったスタイルの差異を越えて、人の心を震わせることが出来ます。結局DJとして目指すところはそこですよね。

Kei :
 だれでもチャンスがあるのは良い事でもあるけど、その分、職人的な所で敷居が下がってしまっているのは感じる時はあります。DJがですよ、ヘッドフォンしてミックスしている時や集中して選曲している時に話しかけてくるとか、次のDJの為に選曲や流れとかセッテンングをやりやすいようにしないとか、人がプレイしている曲のフェーダーやEQを断りもなしに触るとか、山ほどあるんですけど、誤解されるので今の所、僕にとって大切な人だけ、細かくて繊細な事は言うようにしています。僕は先輩から教えて頂いた時はいきなり訳も分からず怒られました。でも何でなんだろう?って。毎回現場で必死になって良い所を見て体で覚えて少しでも盗んで自分で消化して自分のスタイルを作ろうって。今はアドバイスのつもりで言ったことが、怒られたと思われてしまうことも多くて、寂しいですね。勿論言い方も大切ですけど。結局、メジャーでもマイナーでも人想いじゃないと続かないような気がします。バックトゥバックも今は当たり前のようにありますが、普通は直ぐには出来ないはずです。何年も一緒に居てやっと分かっていても、ミーティングが必要だし、今度はこうしようあうしようとか。〈Body & SOUL〉の三人の背中を見せて頂いてそれはいつも改めて思います。楽器のプレイヤーとかとまた違って、一般の人からみたらただ曲を繋いでいると見られますよね。何でその曲をセレクトしたとか、流れとかフロアとの一体感とか、音の強弱とか中々細かい所まで気付いている方々は少ないかもしれません。ああ、ここまで言っちゃうと自分達のハードルを上げる事になりますが。笑

Nagi :
 バックトゥバックって、私達みたいに一緒に住んで同じ音楽を聴いていても、本当に難しいんですよ。でも、例えば「タイムテーブル上1時間余ったね、じゃあ公平にBtoB」とか、「ここから朝までBtoB」とか、最近よくありますよね。DJ同士のお互いへの優しさかもしれないけれど、厳しいことを言うと、聴き手にとって面白くないのなら「遊び」になっちゃうんですよね。本気のクリエイト魂で臨まないのなら、お客さんも楽しめるくらいの適度な時間の長さでまとめた方が良いと思います。





●只今空前のリエディット・ブームです。数多くのリエディットを手掛けているDazzle Drumsにとってずばり「リエディット」とは?

Kei :
 もうちょっとイントロ長かったらよいのになとか、DJ中に思いついた事が多いです。あとは個性を出していく事でしょうか。人とは違ったプレイをする、人とは違うヴァージョンを作る。そうした中で好きなDJに自分達のエディットをプレイして貰えたらもうそれは嬉しいです。
 数年前に友達が誘ってくれた仕事で、六本木ヒルズのレストランで、毎週金曜夜一人で8時間プレイさせて貰えたんです。レストランだから会話しやすいようにジャズとかラテンとかR&Bとかダンスクラシックがベターかなって思ったんですけど、ハウスで盛り上げてお客さんを回転させてってお店から言われて。そんなきっかけで生まれたのがNKRMXでした。当時、多くのクリエイターがブートレッグでリリースしていたイケイケのヒット曲をディープに聴かせるR&Bハウスの流れですね。場所柄、少し洋楽を聴く観光客の方や外資系ワーカホリックな方々が楽しく飲んでいたので、踊るというよりも雰囲気重視でした。Talking Headsの”Once In A Lifetime”とかリリックで受けが良くて、若い人だとTimberland関連、Beyonce、Rihanna、Michael Jackson等が好きな人が多くて、少しでも喜んで貰えるのが嬉しかったです。今回リリースしたFleetwood Macの”Dreams”もよく掛けてたのですが、Danny Krivitと一緒に神保町のレコード屋巡りした時に、これは定番で最高だぞって教えて貰った曲なんです。実際にお店でプレイしたらリリックで受けが良くて、それでオリジナルからロングエディット作って、ロングエディットからリミックスへと現場で試行錯誤しながら作ってきました。震災後、その場所でDJする機会が無くなってしまって残念でしたけど、あまり普段音楽を聴かない人達の前で7年間もやらせて貰えたのは自分にとって結構大きな経験でした。

Nagi : 
 エディットって、現場で掛けるための「一工夫」ですよね。料理みたいだ、って思います。とくに、そのままじゃちょっと掛けれないけど、この部分はすごくいい、という曲は、なんか、ゴーヤみたいですよね。種を取って、スライスして、塩水にさらして、仕上げたら、その苦みがすごく美味しくなる。そういえば、昔DJのHiroさんが、「DJは寿司職人だ。その時期に最高のネタを見極めて提供する、そこに美学があるんだ」的なことを仰ってた思い出があります。最高の曲を、その持ち味を活かして、そのままプレイする、という考えも、いいですよね。好きです。








●90'sハウスもかなりブームです。90'sハウスについて何かお話を聞かせてください。


Kei :
 確かに〈Local Talk〉とか色々なレーベルでその辺の音がリリースされていて、ベテランプロデューサーのMKやMurk Boysの新作も面白いですよね。当時の音に似せているものや、今の解釈でまた違った新しい音にしているものと両方とも好きです。ただチャートとかの流れを見ていると、音の作りとか一辺倒だと逆につまらなくなってしまいますね。ハウスはなんでもあるから面白いのに。5年前にオルガンベースバリバリの90’sハウス風にリミックスを作ったら古臭いと却下されてしまった事もあります。90年代当時買っていたレコードを今どのタイミングでセットに組み込むかが結構楽しかったりします。レコード売らなくて良かったです。本当に。

Nagi : 
 90年代ハウスっぽい新譜と平行して、当時の良い曲も積極的に掛けていこうと思っています。新譜と当時の曲とを同じ立ち位置で並べて、その上で、昔のものの方が断然カッコ良かったりもしますし、両方掛けれることが、90年代にリアルタイムでハウスに夢中になっていた自分達の持ち味なのでは、と思うんです。それに、あの時代の音、アナログのもっさりした感じ、あの箱の鳴り、大胆な低音は、いまの新譜にはないものですしね。










●以前まで青山のLOOPで開催されていたパーティー「Block Party」が7月に復活しましたが、新しい場所0での再スタートを終えて、感想はいかがですか?


Nagi :
半年間お休みして、新しい場所での再開で、状況も色々変わりました。箱自体の構造、サウンドシステムについてもそうですし、新しいお客さんも随分増えました。いい形でスタートを切れましたが、まだまだ目指すところ、やりたいことがありますので、それに向かっていきたいです。8月から未成年も入場可能にします。お店自体はカフェの営業もしていますし、Block Partyは基本15:00-21:00のパーティ。長くなっても22:00には終了します。「東京都青少年の健全な育成に関する条例」で定められている深夜、というのが23:00からなので、それまでに帰宅してもらう、という考えです。お酒は勿論成人にしか売りません。パーティについて、クラブについて、それぞれが色々な考えやこだわりがあると思いますが、私自身が目指しているのが音楽が中心に回っているパーティでありつつ、特にアンダーグラウンドを意識している訳ではないので、自分が好きなこの音楽を、もっと若い段階で聴いて貰いたいとういシンプルな気持ちです。問題は、どうやって10代の人たちにその情報を伝達して、足を運んでもらうようにするか。この辺り含め、これから試行錯誤しつつ、進化させていきたいと思っています。

Kei :
 もうBlock Partyを好きで支えてくれる仲間とお客さんありきだなって改めて思いました。もちろん自分達のやりたい事もバランスをとりつつですけど。皆で作るパーティの一体感みたいのは言葉では伝わらないです。







●最近ようやく手に入れて思わず小躍りしてしまったレコードを1枚ずつ教えてください。(新譜でも中古でもマイブーム的な1枚でもなんでもokです)

Nagi :
ケイ君が最近7インチが好きなんです。確かによく考えると便利なんですよね。千葉から2時間電車に乗って現場に行く自分達にとって7インチはコンパクトだし、それに定番曲は短めにかけることも多いですしね。で、私もレコ屋の7インチ棚を見るようになったのですが、大定番の曲が180円なので購入して、あとで裏を聴いたらこれがすごく良くて、いい発見でした。でも何の曲かは教えたくないです、御免なさい。

Kei :
 まだまだ全然コレクションは無いんですけど、LPとか12インチにはない魅力に取り憑かれそうで危険です。既に曲自体は持っているのに、7インチにしかないジャケットとか、特に日本盤のカタカナ語表記にしびれてしまってお金持っていたら大人買いしてしまいそうで。。この間、Elevenのパーティで、〈茶澤音學館〉("Music&Community"をキーワードに三軒茶屋で開催されているパーティ)の皆さんが7インチコーナーを設けて売っていまして、小銭しかもう無いのにジャケがあまりにもステキだったのでThe Players Associationの“Turn The Music Up! ”をついつい買ってしまいました。笑 あと7インチに入ってるヴァージョンとか聴いたことない展開で、Touchの“Without You”とかTom Tom Clubの“おしゃべり魔女”とかビックリでした。ええ〜こんな音入っていたっけ? みたいな。また収録分数の感覚が短いので逆にエキサイティングなクイックプレイをする楽しみみたいのはありますよね。時間に余裕があったらひたすらDigしたいですね。いつまでも。








●最後に、いまさらながらで恐縮です・・・。前回のインタビューで聞き忘れたのですがDazzle Drumsという名前の由来は?

Nagi :
最初の12インチリリースが決まったときに、契約書を前にアーティスト名を決めなきゃ、ってなって。ケイ君がとにかくビート好きなので、「Drums」は使いたい、で、揃えでDが頭に付いていて、耳に残るから濁音の多い単語が良い、ということで、辞書でDの項目を最初からめくっていって、Dazzle、とあって、いいね、これにしよう。という感じでした。


Kei :
 意味も「輝く」とかですからいいかなって。自分達のお尻を叩く意味でもDJを含め毎回素晴らしい音を作っていかなきゃと思います。



●今回もありがとうございました!






---Dazzle Drums schedule---

7月28日(日) Harmony @ 渋谷 Cafe aprËs-midi
8月5日(月) Soul Addict @ 京都 collage
8月9日(金) 4 Rapture Summer Special @ 大阪 Union
8月11日(日) Block Party Summer 2013@ 渋谷 0
8月30日(金) Acid City -Release Party- @ 渋谷Vision
9月8日(日) Block Party @ 渋谷 0
9月21日(土) Ihatov Remains @ 札幌Provo

http://www.dazzledrums.com

2013年6月7日金曜日

気になるミキサー色々。

ハウスやニュー・ディスコのDJするならやっぱりロータリー・フェーダー!理想は当然UREI1620なんですが、今となってはオリジナルは高価だし、何年か前に発売された復刻版(ミキサーの復刻なんて前代未聞でしたね)UREI1620LEも既に完売で中古しかない。

UREI1620LE

そういや昔はVESTAXのPMC46やPMC26といった国産機でも存在してたナ~。

VESTAX PMC-46 
VESTAX PMC-26
 その他UREI1620のクローン(といってもあまり似てないけど)的なミキサーがいくつも海外のメーカーから発売されては消え・・・。

しかしながらここ最近、ガレージ・メーカー的なところも含め個性的且つ魅力的なロータリー・ミキサーがバンバン発表されているではありませんか!



その中でも人気なのは皆さんご存知、フランスから出てきたE&SDJR400



「コンパクト」というのが最大の魅力!ラックマウントではなく卓上にポン置きできるので自宅はもちろんのこと、バーみたいなところでも大活躍です。下のYOUTUBE動画ではTHEO PARRISHやJOE CLAUSSELLらも使ってます。





国産でも魅力的な機種がありますね。ALPHA RECORDING SYSTEMのMODEL 4100 Music Mixer。UREI1620が3Uに対しこちらは2Uサイズ。
DJ HARVEYも気に入っているようで、来日時は各所でこれを使用していました。



そして新手ではUKメイドのdiscothequeN77。E&S DJR400みたいなコンパクト・タイプです。
見た感じの作りは非常に良さそうで、アナログVUメーターも雰囲気いいですね。




こちらもコンパクト・タイプ。なんとオーストラリア発のCondesa CARMEN


周りがウッドで覆われていてこちらもアナログVUメーター装備。一見、DJミキサーには見えません・・・。




そしてこちらはなんと1Uサイズで1&2チャンネルのヴォリュームとヘッドフォン・ヴォリューム、ヘッドフォンのモニター切り替えスイッチのみという超シンプル且つ割り切った設計のrotary mixer.netのMODEL ONE MUSIC MIXER

Cricco Castelliがプレイしている動画あり。 ↓



こちらもオーストラリア発、SOUL SONIC AUDIOのラックマウント・タイプ。上のCONDESAを作っている人がこちらも作っているみたい。




最後にドイツ製の一番小さそうなOMNITRONIC TRM-202。E&S DJR400を2チャンネル化したようなデザインです。これはかなりコンパクト!よく知らないブランドですが、各種DJ機材やスピーカー、アンプ等、なんでも作っている会社のようです。○MERICAN AUDIOや○ERINGERみたいな安物系メーカーみたいなので音質や品質は未知数・・・。

他にも色々とあるかもしれません。デザイン、仕様も様々で、またメーカーor作っている人のお国柄も出ていて面白い世界です。

ちょっとここ最近色々と出ていたのでまとめてみた次第です。各種新手のミキサーは私の周りでも誰も持っていませんので誰か是非人柱にw。

 

2013年5月1日水曜日

DJ NATURE (Golf Channel)が神戸でプレイ!

ゴールデンウィーク、神戸観光される方も多いかと思いますが、是非このパーティーもチェック!GW終盤の5/4土曜日、神戸はTroop CafeにてDJ NATUREがプレイします!また一人伝説の男がやってくるのでこれは楽しみ!

DJ NATUREと言っても一部の熱心なクラブ・ミュージック・ファンかヴァイナル・ジャンキーの方しか知らないと思いますが、あのSoul II Soul、Massive Attackの基礎となったユニットを率いていた人物となると食指も動くでしょう。



DJ NATUREはここ最近では人気レーベルGOLF CHANNELからのリリースで知られますが、彼の活動歴はかなり古く、もうひとつの名義DJ Miloとして70年代後半頃まで遡ります。


当時としては珍しいファンクやニューウェイブ、ディスコ、ジャズ、レゲエ、ソウル、パンク等幅広い選曲のスタイルが話題となり、83年にイギリス西部ブリストルにてDJ Miloを中心にNellee Hopper、Daddy Gの3人で伝説のDJ/サウンドシステム・ユニットThe Wild Bunchが結成される。








ローカル・パーティー等で頭角を現したThe Wild Bunchはその後メンバーを増やしつつもDJ MiloはAdrian SherwoodやNeneh Cherryらと仕事を、Nellee HopperはSoul II Soulに、そして他のメンバーはMassive Attackへと、彼らはシーンへの絶大な影響力を保持したままそれぞれの道を歩むようになる。そう、ブリストルが生んだ2大グループSoul II Soul、Massive Attackの基礎となったのがDJ Milo率いるThe Wild Bunchなのです!そういやあのTrickyもThe Wild Bunch門下生のはず。




当時は前述のような幅広い音源を中心にプレイしていたDJ Milo、まさにこれがいわゆるブリストル・サウンドのベースとなったわけですが、その後はブリストルを離れThe Jungle BrothersやPublic Enemyらのツアーしたり、日本に来てMajor Forceと共に活動したり・・・とその活動の幅を広げる。

そして89年に大きなターニングポイントが。なんとNYのブルックリンに移住!当時全盛を極めていたハウスやガラージの影響も受けたであろう90年代前半、彼のひとつの目標は絶大な人気を誇っていたKISS-FMのTony Humphriesのミックス・ショーで自分の曲をプレイしてもらうということだったというから驚く。余談になるがDJ Miloまでもを魅了した当時のTonyの影響力のデカさたるや・・・。その目標は見事達成されたようだが、子供ができたこともありしばらく音楽から離れた生活を送っていたそう。

そして2009年頃からの活動再開~現在に至ってはDJ NATURE名義でGOLF CHANNEL RECORDINGSやJAZZY SPORTといったレーベルからオリジナリティー溢れる作品を多数リリース、また各種リミックス・ワーク、DJプレイ等も精力的にこなしています。
US出身のハウス、ディスコ系アーティスト達とは異なるミクスチュアなブリストル・サウンドをバックボーンとした彼がNYに移住し、折りしもミクスチュアなダンス・ミュージックが全盛の今の時代に復活した意義はかなり大きいと思います!



クラブ・ミュージックの歴史そのものを体現したかのような長いキャリアがはじき出したひとつの答えがこのディスコやハウスにフォーカシングしたDJ NATUREという名義でのスタイル!これは見逃してはならない一夜になりそうです!



『V-I-S-I-T-O-R-S』
2013.05.04.SAT at troopcafe
START 23:00
DOOR:3000(1D)

GUEST ACT : 
DJ NATURE(Golf Channel)





2013年3月7日木曜日

入荷情報 - New Arrival 2013.03.07


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●THE CLARK SISTERS / JOAQUIN JOE CLAUSSELL EDITS : SOUND OF GOSPEL (12")
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●VICK LAVENDER / THE L.O.V.E SONG(FROM CHICAGO TO NEW YORK) : SOPHISTICADO/SACRED RHYTHM MUSIC(12")
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いよいよ週明けに入荷予定!
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●Roxy MusicのギタリストPhil Manzaneraによるソロ音源のリミックス集第1弾から第4弾までご予約受付中!180g heavy weight vinyl、メタリック・
コーティング・ジャケットにエンボス、インナースリーヴ付きというスペシャルな特殊仕様での限定リリースです!そしてこの強力なリミキサー陣!
#1:PHIL MANZANERA/REMIXES VOLUME 1 (VELVET SEASON / BEING BORINGS)
#2:PHIL MANZANERA/REMIXES VOLUME 2 (ZSOU / DANIELE BALDELLI)
#3:PHIL MANZANERA/REMIXES VOLUME 3 (COS/MES / SECRET FINGERS)
#4:PHIL MANZANERA/REMIXES VOLUME 4 (THEO PARRISH)

ご予約はこちらから!
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●RICK WADE / ADJUSTMENT OF STATUS EP : LANDED(12")
MOODYMANC、NORM TALLEYやDWAYNE JENSENなどどのリリースも大人気瞬殺、TERENCE TERRYによるデトロイト・ハウス・レーベルLANDEDからベテランRICK WADEが登場!
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●VA / ATTACK THE DANCEFLOOR VOLUME FOUR : Z(12")
注目はやはり大ヒット曲「THE SECRET LIFE OF US」をFRANKIE KNUCKLES & ERIC KUPPERによるユニットDIRECTOR'S CUTがリミックスしたA1!JOEY NEGROとDEF MIXという強力な組合わせで高揚感抜群のピークタイム・チューンに仕上がっています!
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●TUCCILLO & KIKO NAVARRO / LOVERY (feat AMOR) : KING STREET(12")
Louie Vegaリミックス収録!パーカッシヴなトラックに女性ヴォーカルがフィーチャーされた上質なラテン・ディープ・ハウス!
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●JKRIV & THE DISCO MACHINE / MAKE IT ACID (IDJUT BOYS REMIXES) : FILE UNDER DISCO (12")
Tortured SoulのメンバーJason KriveloffによるユニットJ Krivの作品「Make It Hot」をまたまたIdjut Boysがリミックス!
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●VA / CHEZ DAMIER PRESENTS PURPOSE BY DESIGN 2 : BALANCE(12")
CHEZ DAMIER監修のコンピレーションEP「PORPOSE BY DESIGN」の第2弾が登場!KENNY CARVAJALLのMINISITER MIKE名義、SOY MUSTAFA等の4トラック収録のオススメ盤!
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●THEO PARRISH / FALLING UP 2013 REMASTER : THIRD EAR (12")
コンピレーション「Detroit Beatdown」に収録されていた2002年の名曲「Falling Up」が、オリジナルとCarl Craigによるリミックスとのカップリングで、しかもマスタリングが施されて12インチ・リリース!
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●JEAN CLAUDE GAVRI / THE GET DOWN : COCO BIN WAX (12")
DIMITRI FROM PARISやFRANCOIS K、GREG WILSON、DANNY KRIVITらからもサポートされているイスラエルの新鋭クリエイターJEAN CLAUDE GAVRIが自分のレーベルから12インチをリリース!
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●BELL TOWERS / TONIGHT I'M FLYING (IDJUT BOYS RMXS) : INTERNASJONAL(12")
オーストラリアのBell Towers久々の12インチ!ナントIdjut Boysによるリミックスを2ヴァージョン収録しており、オリジナルをよりいっそうドープ&ダビーに仕上げたサスガの仕上がり!
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●JIMI HENDRIX / PEOPLE HELL & ANGELS  : SONY(W-PACK)
JIMI HENDRIX生誕70周年を記念した奇跡の未発表音源集がリリース!高品質な180g重量盤での2枚組、豪華見開きジャケット、豪華フルカラー・ブックレット付き!必携!
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●GINNY / CAN'T BE SERIOUS : VM (12")
DJ HARVEYのミックスCD「Sarcastic Disco」収録の万超え必至なレア・バレアリック・ディスコ、83年リリースのGINNY「CAN'T BE SERIOUS」がオリジナル仕様で限定復刻!
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●CODEK  / CLOSER / TAM TAM : WEST AFRICAN MUSIC (12")
【Daniele Baldelliプレイ!!】オリジナルは81年リリースで中古市場でも万超えの高値で取引されているコズミック・クラシックがオリジナル仕様で復刻!
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■■今週の再入荷アイテムはこちら!■■
MOTOR CITY DRUM ENSEMBLE,MR FINGERS,DISCO DEVIANCE,LET'S GET LOST,GAMM  等!

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2013年2月27日水曜日

入荷情報 - New Arrival 2013.02.27


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■ Strada Exclusive!■
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●VA(DAZZLE DRUMS) / NK RMX 06(CD) : WHITE(JPN)
●VA(DAZZLE DRUMS) / NK RMX 07(CD) : WHITE(JPN)
●VA(DAZZLE DRUMS) / NK RMX AFRO1 (CD) : WHITE(JPN)
日本が誇るハウス・ユニットDAZZLE DRUMSによるリエディットCDがStrada Exclusiveで同時に3タイトル・リリース!大好評につき即日完売→再入荷!
http://bit.ly/ZqO5NM

●VA(JOE CLAUSSELL) / PRAISE GOSPEL MUSIC ACCORDING TO JOE CLAUSSELL : SACRED RHYTHM MUSIC (MIX-CD)
【限定!!】Joe Claussellがジャパン・ツアーのために制作したCDが限定入荷!
今回のジャパン・ツアー会場で限定販売されておりましたが瞬く間に完売となってしまったため、Joe Claussell本人よりNYの残分を「日本のファンに届けて欲しい」と依頼されての国内流通実現!
本当に素晴らしいCDなのでこの機会をお見逃しなく!
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#1:PHIL MANZANERA/REMIXES VOLUME 1 (VELVET SEASON / BEING BORINGS)
#2:PHIL MANZANERA/REMIXES VOLUME 2 (ZSOU / DANIELE BALDELLI)
#3:PHIL MANZANERA/REMIXES VOLUME 3 (COS/MES / SECRET FINGERS)
#4:PHIL MANZANERA/REMIXES VOLUME 4 (THEO PARRISH)

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■ Just in stock now!■
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●NICHOLAS / THINGS OF THE PAST (feat STEE DOWNES) : 4LUX(12")
イタリアのNicholasがまたまた4Luxから12インチをリリース!超ムーディーでハマれる感じの男性ヴォーカルもののディープ・ハウスのA1がオススメ!
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●TODD MODES + BOBBY DOLO / M1 SSSNS #4:M1 SESSIONS (12")
スタイリッシュなエレクトリック・ディープ・ハウスが一転、ジャズ・ファンクに展開するA1、Dr. Buzzard's Original Savannah Band 「Sunshower」をサンプリングしたB1、さらにグルーヴィーで心地良いジャズ・フュージョン系インストJohn Tropea「Tambourine」のB2と、クラシックス好きにも見逃せない好内容です!
http://www.stradarecords.com/shop/item/11247/index.php

●BORAI / MOONLIGHT ON THE MALAGO : TASTEFUL NUDES (12")
ギャラクティックな上モノのシンセが気持ちいいデトロイト・スタイルのディープ・ハウス・チューン!
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●DUST / PAST FUTURE : LOW LIFE INC (12")
グルーヴィーなベースやストリングス、更にスペイシーなシンセや女性ヴォーカルが絡むFLOOR FILLERなイタロ・ディスコ・チューンのA1がオススメ!シカゴのTRAXクラシックPhuture「Your Only Friend」のカヴァーも収録!
http://www.stradarecords.com/shop/item/11249/index.php

●CRUE-L GRAND ORCHESTRA vs TBD/BARBARELLA'S DISCO : CRUE-L(12")
大ヒットしたSeahawksに続くクルーエル・グランド・オーケストラのvsシリーズに、NYのアンダーグラウンド・ハウス・シーンの真打ちともいうべきTBDが登板!既にJustin Van Der VolgenとKenji Takimi本人は勿論、DJ Harvey,Eric Duncan,DJ Kent,DJ Hikaruなどが軒並みパワー・プレイ!
http://www.stradarecords.com/shop/item/11170/index.php

●CRYSTAL/VANISH INTO LIGHT : CRUE-L(12")
2011年暮れにリリースされ即日完売,一年以上にわたって週末のフロアを彩ったフロア・アンセム"Heavenly Overtone"から約一年、遂にCrystalのセカンド12inch Vinylがリリース!既にVakulaやCrystal本人は勿論、Kaoru Inoue,Dj Hikaru,Gonno,Kenji Takimiが絶賛パワープレイ中!
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●PHIL COLLINS / DRONED / ROOF IS LEAKING : SLOW TO SPEAK (12")
プログレッシヴ・バンドGENESISのドラマー、ヴォーカリストを経てソロとしてトップ・シンガーとなったPHIL COLLINSの膨大な作品群の中からSLOW TO SPEAKの2人Paul Nickerson & Francis Englehardtが極上曲をセレクトしたEP!GENESIS期のものからソロ初期のものを中心にアコースティックな秀曲が揃っています!あらためて聴くとメチャいい感じの89年の大ヒット曲「Another Day In Paradise」も収録!
http://www.stradarecords.com/shop/item/11234/index.php

●WAR / FLYING MACHINE-YOUNGBLOOD EDITS : LATIN SOUL BROTHAS (12")
JOE CLAUSSELLがWARの名アルバム「YOUNGBLOOD」収録の3曲をリエディットした12インチが売れまくってますが、今度はRicardo Miranda主宰のレーベルLATIN SOUL BROTHASから同アルバム収録の大人気曲「FLYIN MACHINE」と「YOUNGBLOOD」をリエディットが登場! ...
http://www.stradarecords.com/shop/item/11145/index.php?cPath=4

■■今週の再入荷アイテムはこちら!■■
ANDRES,FXHE,KERRI CHANDLER,WAVE MUSIC,DJ SPINNA,TIMMY REGISFORD,RADIOHEAD,WEST END,LARRY HEARD 等!

http://bit.ly/XawsPW

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■ 今週末入荷予定!comming soon ! ■
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●PSYCHEMAGIK / LUNAR ESCAPE : PSYCHEMAGIK(12")
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●MOTON RECORDS INC / DOOM! : MOTON (12")
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●BELL TOWERS/ TONIGHT I'M FLYING (IDJUT BOYS RMXS) : INTERNASJONAL(12")
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●ACKIN' / TEMBEZI (feat M. AKAMATSU) : INTERNASJONAL(12")
http://www.stradarecords.com/shop/item/11260/index.php

●JOVONN / STUMP IT EP:MOJUBA(W-PACK)
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●GREG WILSON / SCHOOLED IN THE CLASSICS VOL 1:SCHOOLED IN THE CLASSICS (12")
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●CUTTLEFISH & ASPARAGUS / BLACK SUN : KALAKUTA SOUL (12")
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●VA(YAM WHO?) / N FUNKIN : DEMO-DISC(12")
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●GINNY / CAN'T BE SERIOUS:VM (12")
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●CODEK / CLOSER / TAM TAM : WEST AFRICAN MUSIC (12")
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●SERGIO MENDES BRASIL 88 / DON'T LET GO / I'LL TELL YOU :ELEKTRA (12")
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etc...!!
http://bit.ly/YzuPah

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2013年2月20日水曜日

Dazzle Drums Interview !!


Strada Records Exclusiveで『NKRMX06』『NKRMX07』『NKRMX AFRO1』同時に3タイトルのCDをリリース(!!!)、さらに近々4作目となるNK RMXの12インチ・アナログのリリースも控えた日本が誇るハウス・ユニットDazzle Drumsのお二人、Nagi & Keiにインタビューしてみました!


制作にDJにと日々精力的に活動されている多忙な中、彼らのルーツや曲作りのこと、パーティーのこと、そして私個人が聞いてみたかった素朴すぎる質問にもとても丁寧にお答え頂き、かなり興味深い内容となっております。

彼らはいま何を想い曲を作り、DJをするのか・・・Dazzle Drumsを知ってる人はもちろん、知らない方も是非是非ごゆっくりお楽しみください!





●お二人がハウスと言いますか、現在のような音楽性に到達するまでの簡単な経緯を教えてください。

Nagi - 最初に洋楽にはまったのが中学生の時、Pet Shop Boysが大好きで、Dead Or Aliveがその次に好きでした。その後、90年代初期はJ-waveや渋谷のWAVE(という名のCDショップ)の試聴機などでジャンルに囚われず雑多にチェックして、という感じでした。ハウスはCe Ce Penistonから入って、当時活躍していたリミキサーの作品チェックして。アシッド・ジャズはRonny JordanやIncognitoとか、あとはDORADOレーベル関連のもの。R&BはSWVとか、もう色々です。ヒップホップはウータンが好きでした。他にRockだとThe Velvet UndergroundとかXTCやINXS、Tom Waitsとかも聴いてたけど、それらの音源はどこに行っちゃったんだろう? ともかく、その後ハウスを中心としたダンス・ミュージックを中心に聴くことになります。同時期にJazzも平行して聴いたりしていました。

Kei - 洋楽好きだった母親の影響でラジオっ子でした。正直に話すとMCハマー(笑)からヒップホップやDJカルチャーに興味を持ち、毎週週初めにTower RecordからCisco、そして当時地下にあったDMRへ通っていました。中学出てから直ぐに先輩DJのお手伝いで、当時あったクラブEndmaxやGoldに行って、そこでハウスに出会いました。レコード屋さんで、NYCのKiss FMやWBLSの収録テープが売っていて、夢中になって聴いて想像が大きく膨らみ、93年にクラブSound Factory Barへ実際に先輩が連れて行ってくれました。イリーガルですが、17才の僕にはとても刺激的で、その後90年代はNYCと東京で数々の現場を体験して今に至ります。Danny Krivitとかは、生まれた当初から恵まれた現場環境でとても羨ましいですね。このくだりで最近思う事は、10代の時にラジオとか聴いてリアルタイムで体験するのはとても大切だなと。


●昔からずっと大好きなDJ、現在気になるDJは?

Nagi - 基本的に2人ともDJの評価は共通しています。Danny Krivit, Joaquin Joe Claussell, Francois Kevorkian, Tony Humphries, Timmy Regisford, Louie Vega, Noriさん、EMMAさん、Fukubaさんなどです。

Kei - DJとして影響を受けた上記の尊敬する方々は勿論ですが、ベテランやニューカマー、ジャンル国内外問わずいつも気になりますね。お金と体が三つあったら色々な現場に行きたいです。そして人間的で感動的なDJでひたすら踊りたいといつも思っています。



●制作時のお二人の役割分担などはありますか?

Nagi - 大体、ケイ君が先にトラックを作って、そこから一緒に煮詰めていって、という感じですが、最初から一緒に音選びから取り組む時もあります。

Kei - 僕はドラムやリズムを組み立てて作るのが大好きなので、そこから各パートを乗せていく感じです。キーやメロディは、ナギがジャズの勉強を一時期していたので、いつも教えて貰っています。一人で作るより意見を交えながら客観的に制作出来るのがありがたいです。

Nagi - ジャズの歌を勉強しただけで、さほど音楽的な知識はないのですが、超基礎の部分を勉強出来たので、その点で役割分担ができて、良かったな、と思っています。



●数多くのリエディットを手掛けていますが、リエディット曲の選定はどのようにして行っているのでしょうか?

Kei - 人とは違ったDJプレイをしたいと、元々ロングミックスが大好きなので、そこからアイデアが生まれます。好きな曲を踊れるようにミックスしたいなと。それから人が喜ぶかなと思って作る時もあります。流行りもあるのでしょうが、ダンスフロアーでの体験や好きな曲を初めて聴いた時の感動を元に自分の個性を出せたらと思います。そこはDJと同じですね。尊敬するクリエイターから影響を受けたり、曲が被ってしまったりする事もありますが、同じ曲でもオリジナリティを出していきたいといつも思っています。

Nagi - クラシックスのリエディットにしろ、R&Bのハウスミックスにしろ、基本的にはDJプレイが前提、というのはDJにとってとても自然な流れですよね。おそらく、それの一番解りやすい例が、R&Bのハウスを作りまくってるTimmy Regisfird、そしてクラシックスのエディットを作りまくってるDanny Krivitだと思うんです。ダニーはいつも好きな曲のデジタル・リマスタリングを探してるし、ティミーも、ケイ君がCDを渡したら「トラックリストをじーっと見られた」んですって。つまり、どんな曲をリミックスしたのか、がまず気になるみたいで。制作がDJとしっかり結びついてるアーティストは尊敬しますし、私達も常に作品と現場がきちんと繋がっているようにしたいと思います。


●リエディットを行う時に最も気を使う点や手間の掛かる作業は?

Kei - 気持ちよく踊れるように箱鳴りが重要なので、ひたすらDJの現場とスタジオの往復で、展開やミックスダウンの修正でしょうか。オリジナルの良さを尊重する場合もあれば、まったく違う新しい解釈で仕上げようと試みる場合もあります。今現在、僕自身はハウスという枠で作るのが好きというか、自分のDJでプレイしたくて作っているので、出来るだけ不自然にならないように挑みたいです。まだまだ精進中です。


●リエディットしようとして諦めた曲などありますか?

Kei - 曲単位で言いたい所ですが、オリジナルの素晴らしい世界観を壊したくない時。テンポがあまりにも異なる時。変拍子で編集が難しい時。アイデアがあるのに時間や体が追いつかない時。でもその内にテクノロジーが更に進化してよりクリエイティヴなエディットやリミックスが可能になる時がまだまだ来るかもしれません。本来ならばブートレッグではなく、90年代に大活躍したDef MixやMAWみたいに、レーベル側と交渉してリリース出来たら本望ですが、出来ないのが現状です。しかしながら、可能にしているクリエイターもいらっしゃるので希望を持ちたい所です。


●制作に使っている機材、ソフトは?

Nagi - Ableton LiveとCubaseが基本です。

Kei - 友人が譲ってくれたAkaiのサンプラーを最初に使ったのですが、ちゃんと音が出せるまで一か月かかりました。機材は最低限必要ですが、何を使うにせよアウトプットが大切でアイデア次第だと思っています。機材がない頃、ターンテーブルでひらすら二枚使いを練習して、テープに録音してエディトを作っていました。今はTraktorもあるしアイデアと時間と気持ちでやろうと思えば、少しは出来るのではないでしょうか。

Nagi – そういえば、最初に私達がアナログでリリースした時の機材の幾つかは、Taro Kawauchiさんから譲ってもらった物なんです。つまり、(EMMAさんとのユニットの)Malawi Rocksで以前使われていた機材なんですよね。そこからスタートして、先日、アシッド・ハウスを作ってEMMAさんやTaroさんに聴いていただいたら凄く気に入っていただいて。もしかしたらNitelist Musicからリリースできるかもしれないのですが、なんか、機材が繋いできた縁なのかな、と思うと嬉しいんですよね。


●新たに使ってみたい、気になる機材やソフトはありますか?

Nagi - Mac Book Airをいつも持ち歩いているのでLogicを使えるようになりたい、とずっと思っているのですが、なかなかまだ出来ていません。でも私自身はAbleton Liveの画面っていつまでたっても苦手ですし、コストパフォーマンスもいいので、触る時間を作らなくては。

Kei - 時間があれば新しい機材をいくらでも触りたいですが、それよりも慣れ親しんだ機材でひたすら作りたいです。正直、解説書とかインストールが苦手です。お金があればハード機材も沢山触ってみたいです。もっと二人で作る時間とスペースが欲しいです。




●主宰されているGREEN PARROT RECORDINGSから12インチでリリースされたDAZZLE DRUMS / ROUND MIDNIGHTは大好評で幅広いDJにプレイされています。リリース前から幅広いDJにプレイされることを想定していましたか?

Nagi - パーカッシブなビートに叙情的なピアノ、という組み合わせは、ディープハウスのインストとしては王道のスタイルですが、ここ数年そういった作品が少なくなっていましたので、丁寧にいいものをつくれば売れるコンテンツだとは思います。ただ、頭で解っていても形にするのが何よりも大変ですし、完成したものが聴き手の心にどこまで響いてくれるかは、作り手としては非常に判断が難しいと思います。その意味で、今回そうやって評価していただいているのはとても嬉しいし、有り難いです。

Kei - またピアノハウスだと言う方もいらっしゃいましたが、好きなものを作り続けたいです。ソロパートも含めて、いつでも過去の自作曲は恥ずかしいもので、いつも向上心を忘れずにしたいです。曲作りは今の自分を一生懸命形にするという事で、それを気に入ってプレイしてくれる先輩や友達、好きだと言ってくれる人が側に居るから続けられていける所もあります。僕にとっては前進的なカップリングの”Falling Up”を、一つのジャンルしか聴かない人達からは理解されないかなと思っていました。そんな中、Tony Humphriesがプレイしてくれてとても驚いたと同時に、改めて彼の音に対するオープンマインドな気持ちが嬉しかったです。また、EMMAさんがこっちをA面にするべきだって言って下さり、友人達が純粋に気に入ってくれたのも心強かったです。カップリングそれぞれの曲で人々の様々な反応が分かってまた参考になりました。レコードを買って頂いた方、本当にありがとうございます。


●アナログをリリースする際に最も難しい事は?

Nagi - アナログの音を、自分達の理想の音に近づけることです。カッティング用のマスターも、いまの採算を考えると自分達で作らなくてはいけないですし、海外のプレス工場なので立ち会う訳にもいかず、そうなると先方がどんな音に仕上げてくるのかを予想しながらマスターを作らなくてはなりません。今度リリースされるNKRMXは最初戴いたテストプレスが納得出来なかったので、もう一度テストプレスを作っていただきました。最終的には満足しましたが、その分リリースは遅れます。ただでさえ、今回のものは最初のマスターを送ったのが半年以上前です。

Kei - 今や全世界で500枚売れれば良いこの世界で、この人だったら毎回買いたいって思ってくれるクオリティまで上げて、コンスタントにリリース出来るよう頑張りたいです。本当に音好きな方にプレイ、聴いて貰えるのが本望ですし。レコード文化で育ってきたので、続けられる限り、続けたいです。




●海外ゲストDJ等を呼ばずにハウスでレギュラー・パーティーを続けるのはかなりの労力や困難が伴うかと思います。Dazzle Drumsが主宰されている「Block Party」継続の秘訣は?

Nagi - Block Partyは、現在LOOPが閉店したために休止していますが、それまでは毎月第二日曜日、震災直後以外は6年半、毎月開催してきました。パーティは、明確なコンセプトと熱意があれば、開催回ごとに波があっても継続することはさほど難しくないと思います。私達の場合は、まず自分達のDJを聴いて貰いたかったので、同じ音楽が好きでクラブに通っている人をどうやって集めたら良いか、を考えました。そうするとすべきことが見えてきます。一つは同じ音楽が掛かる現場に足を運んで、そこに音楽が好きでやってきた人と交流を持つこと。もう一つは音楽を聴いて貰いたいならば、音楽に妥協をせず努力を惜しまない、ということです。幸いというか、私達の周りの仲間は東京という環境もあって、すごく耳が肥えていた。海外からの招聘DJのプレイが彼らにとっての「標準」なので、ある意味、同じくらいのレベルのことはやらないと、きちんと評価してもらえないぞ、という緊張感はいつもありました。その上で、いつも皆に「来たいときに来てね」って言うように心がけていました。無理してこちらが集客しようとすると、パーティそのものが息苦しくなるし、顔をだすだけ、で足を運んでもらうのもなんだか不自然ですし。楽しいパーティが出来ないこと、人が集まらないことは、自分達の責任です。これはパーティに対しての一つのプロ意識だと思っています。そして、お客さんに楽しんでもらうには、スタッフ側も楽しまなくてはなりません。だから楽しいことは目一杯やって、スタッフの皆が楽しくないことは極力避けました。Block Partyは本当にファミリーのような仲間が沢山増えました。そのうち身内だけのような状態になってきたので、初めてのお客さんが気軽に足を運べるには、と考えてそれが形になってきて、やっといい感じのバランスになりつつあるかな、という状態でのLOOP閉店だったので残念です。少し休んでから、スタッフの皆と次の展開をきちんと話し合う予定です。




●今までに音楽性の食い違いなどでDazzle Drums解散の危機はありましたか?(苦笑) 

Nagi - 毎回、曲作りは大変です。

Kei - お互い人間ですから、喜怒哀楽を共に(笑)。キック音やベース音等、一つ一つの音の好みが違うからこそ困難ですが、マジックもあるので面白いです。逆にMAWとか、Timmy RegisfordとAdam Riosとか、様々なコンビやチームの制作風景を覗いてみたいですね。正直、毎日危機的状況で必死です。大体、お腹空いている時ケンカします。食べれば直ります。



●自宅でリラックスする時に聴いたりするダンス・ミュージック以外の曲ってありますか?

Nagi - 自宅は仕事の場所なので、あまりリラックスできないんです。それに音楽はどんなものを聴いても、「勉強モード」になりますので。ただ、自分が外で疲れた時はiPodを取り出して、展開もメロディもすっかり覚えている大好きな曲、例えばD*Note“Aria”とかを聴いて、忘れます。でも、これもBPM遅いけど4つ打ちですね。

Kei - アンビエントや映画音楽も興味ありますが、基本ひらすらダンス・ミュージックです。




●今後のDJの予定やリリース予定等は?

Kei - 近日にはEMMAさんとElevenでプレイします(2月22日)。ホームであるBlock Partyを出来れば再開したいです。あと、東京駅隣の新丸ノ内ビル7F、marunouchi Houseのラウンジプレイが不定期であります。スケジュールは、www.dazzledrums.comでチェック出来ます。リリースは、近日中にNKRMX004のレコードがリリースされます。後は、UKのCentric Musicからリミックス、上手くいけば自分達のレーベルGreen Parrot Recordingからアルバムのリリースも予定があります。



●最後にオールタイム・クラシックスをお二人それぞれ5曲か10曲づつ挙げてもらえませんか? (レコードでリリースされているものでお願いします!)

Nagi - オールタイム、となると、大定番ばかりです。

Nick Straker Band - A Little Bit Of Jazz
John Davis & The Monster Orchestra - Love Magic
Imagination - Changes (Larry Levan Mix)
The Whispers - And The Beat Goes On
Ecstasy, Passion & Pain Featuring Barbara Roy - Touch And Go (New Mix)
The Return - New Day
Big Moses - That's How Much I Love You (Shelter Vox)
Q-Burns Abstract Message - This Time (Rivera Rotation Remix)
Tears Of Velva - The Way I Feel
Ananda Project - Cascades Of Colour


Kei - 僕はどうしても10曲という範囲では選べなかったので、Stradaさんのサイト内から選ばせて頂きましたので、これを参考にして頂ければありがたいです。

[[[ Kei Sugano - (All Time Useful Bootleg Classics) ]]]

What Can I Do For You (DK Edit) - Patti LaBelle
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So You Wanna Be A Star - Mutume
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My Sweet Summer Suite (Break Edit) - Barry White
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Not What You Got (Edit) - Eddie Kendricks
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Love Is The Message (Mr.K Edit) - M.F.S.B.
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Double Journey - Powerline
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Just A Feeling (Remix) – Two Tons O’ Fun
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City Country City - War
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Bra (DK Edit) - Cymande
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Acapella Anonymous Vol.2 - V.A.
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[[[ Kei Sugano (My Roots Of Early 90’s House Classics) ]]]

Mas Suave (Afro-Cuban Conga Mix) - Dogma & Afro Cuban Rhythms
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Yes He Is - Tracks And Feel Events
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Sume Sigh Say (The Masters Remix) - House Of Gypsies
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Take It To The Front (The D.T. Vybe Mix) - Vybe
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The Journey (Joe Claussell Mute Mix) - 95 North
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Luv Dancin - Underground Solution
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Motherland - Tribal House
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I Want You To Know - Groove Committee
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Back 2 Zanzibar - LY (Jovonn)
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5-Oh Beats - Tito Puente
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●色々お答え頂きありがとうございました!m(_ _)m





■Dazzle Drums■

NagiとKei Suganoによる男女2人組ユニット、Dazzle Drums。それぞれが90年代からDJ活動を開始。ソウルフルなハウスを軸に幅広い選曲が持ち味で、ダンス / ハウスクラシックスと最新の新譜を織り交ぜプレイする。2005年にNYのハウスミュージック老舗レーベル〈Nite Grooves〉より“Out Of The Cage”をリリースしクリエイターとしてもスタート、現在まで10枚のアナログをリリース。USの老舗ハウスレーベル 〈King Street Sounds〉や、UKの〈Centric Music〉などに楽曲を提供するのと平行して、2010年から配信中心の自主レーベルの〈Green Parrot Recording〉を始動し、12年2月にレーベル初のアナログをリリース、A面“Round Midnight (Late Night Mix)”はDJ Nori、Joe Claussellがプレイ、Danny KrivitのTop10にランクイン。B面収録曲“Falling Up(Original Demo)”はTony HumphriesやTim SweeneyそしてDJ EMMAがプレイし、幅広いDJからの評価を獲得。その経緯から昨年、日本人で初めて〈Tony Records〉よりE.P.リリースを果たしたした。またNK RMX(別名義ハウス・リミックス・シリーズ)においても、毎年東京で開催されている〈Body & SOUL Open Air〉11 / 12年と複数曲プレイされるなど注目を集めている。DJにおいては、新丸ビルmarunouchi(HOUSE)にて月数回、西麻布elevenなどでプレイ。毎月第2日曜日午後にLOOPで6年半開催された〈Block Party〉は会場の閉店により現在休止中。12年7月にはNYのFM局WNYU でTim Sweeneyが主宰するDJミックス番組 "Beats In Space"に出演。また地方他都内各所でも積極的に活動している。
http://www.dazzledrums.com



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